ここ数年、日本各地では大地震や大雨被害などの災害が頻発しています。
地震による家屋の倒壊、地盤沈下、津波被害。
大雨による家屋への浸水被害。
そんな災害では避難所生活を送らなければならないこともありますよね。
避難所では感染症の拡大がなどがいつも心配されています。
避難所では限られたスペースの中でたくさんの人が生活しなければならないので。
さらに衛生管理も難しい場合もあります。
それは災害によって、断水、電気、ガスなどが止まることがあるからです。
お風呂にも入れない、トイレも流せない、手も洗えない、歯も磨けない…
災害時はどうしても衛生管理が難しくなります。
みなさんはそんな災害時のために衛生用品をどれくらい備えられていますか?
災害時の困ったときに役立つ衛生用品をご存知ですか?
これがあれば避難所での衛生管理もばっちり?!
災害時に役立つ衛生用品や衛生管理に役立つコツなどをご紹介します。
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目次
災害時の避難所生活にあると便利な衛生用品
断水時や避難所生活などでは、水がかなり貴重なものになりますよね。
手を洗いたいけど水がもったいないから洗うことも我慢してしまうなんてことがあるかもしれません。
もちろんお風呂に入ること難しいです。
そこで身体を衛生的に保つための衛生用品グッズをご紹介します。
ウェットティッシュ・消毒アルコールウェットティッシュ
ウェットティッシュ類は普段から使用される方も多いのではないでしょうか?
ウェットティッシュといっても色々な種類がありますね。
顔や身体を拭くのに向いているもの、不向きなものをチェックしておきましょう。

たしかにウェットティッシュって色々あるよね?!どんなものがいいのかな?
純水使用タイプのウェットティッシュ
一般的な製品で肌にやさしいタイプです。
どんな方でもどこの部分でも使用できそうです。
ノンアルコール除菌タイプのウェットティッシュ
アルコール不使用で、天然由来の除菌成分が配合されたもの。
除菌はしっかりしたいけど肌への刺激は気になるという方におススメのものです。
アルコール除菌タイプのウェットティッシュ
手指や身の回り物の除菌などができるもの。
顔や目の粘膜、傷や湿疹のある皮膚への使用はNGです。
99%除菌タイプや消毒タイプのウェットティッシュ
手指の消毒はしっかりとしてくれますが、顔を拭いたりするには刺激が強すぎることもあります。
身体や顔を拭くのには使用しないほうがいいでしょう。
体拭き用ウェットティッシュ
防災グッズでは体拭き用に大判タイプのウェットティッシュもあります。
介護用として扱われているものを利用してもいいですね。
長期保存ウェットタオル
ウェットティッシュを使おうと思ったら、ティッシュが乾燥していていざというと時に使えなかったという経験ありませんか?
アルミ箔フィルム製のパッケージで中身が乾燥しにくく、長期保存が可能なものもあります。
ハンドクリーナー
水を使わず手をキレイにできる優れものです。
手などの汚れた部分にハンドクリーナーを擦りこんでから手をこすり合せると、消しゴムのカスのように汚れが落ちるもの。
コインティッシュ
少量の水を注ぐとおしぼりになるもの。
軽くてコンパクトなのが備えと保管に便利です。
何度も洗って再利用ができるものもあります。
100均で購入可能なものもあります。
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災害時でも頭髪をきれいに保つには?
避難所生活の場合は同じ空間にたくさんの人が隣合って生活しなければなりません。
災害時、いろいろ贅沢を言ってはいられませんが頭髪の汚れやニオイはやはり気になるもの。
もし水がなくても頭髪をきれいにできるのなら清潔にしておきたいですよね。
そこで簡単にできる地肌を清潔に保つ方法や頭髪の衛生用品をご紹介します。
ウェットティッシュを使って頭髪をキレイにする方法
1⃣まずは髪の毛をブラッシングして髪の流れを整えておきます。
2⃣髪を少しずつ小分けにして、分け目の地肌をウェットティッシュなどで拭きます。
地肌を拭くとさっぱりします。
この方法でしたら水が無くてもできますね。
手袋シャンプーといった便利な手袋タイプの物もあります。
ドライシャンプーを使用する
ドライシャンプーは水を使わないシャンプーのこと。
体調不良や入院時、介護用、猛暑の外出先での使用など…
多くの機会で使用されるようになってきたとも言われています。
災害用としてだけではなく、頭髪をスッキリさせたい時など普段使いとしても活用できるので、ひとつ持っておくと便利ですね。

頭髪の衛生管理も大切だよね!
お口の中の衛生を保つおすすめグッズは?
口腔内が不潔になることで細菌が増殖して肺炎などの感染症を引き起こすおそれもあります。
じつは口腔ケアは災害時にとても大切なのです。
口の中の衛生管理に便利な衛生用品をご紹介します。
マウスウォッシュ・液体歯磨き
液体なので口のすみずみまで行きわたり、その後ブラッシングすると口の中の菌を減らすのに効果的です。
ペーパー歯磨き
ペーパー歯磨きや口腔ケアウェットティッシュ、無ければガーゼなどで口の中や歯を拭きとって清潔にします。
使い方のコツ
- ウェットティッシュを指に巻きつけ、歯と歯茎とほっぺの内側を拭きます
- 舌は奥から手前に向かって拭き、上あごも奥から手前に向かって拭きます
水が貴重でうがいなどもあまりできないから、こんな感じで口の中をキレイにしないといけないのですね。
水の有難さを改めて感じます。
普段やり慣れないことなので、常時でも試しに一度やってみた方がいいかもしれません。
水も歯磨き粉もいらない歯ブラシ
一見普通の歯ブラシのように見えますが、ブラシ間にあるコットン部分があって、唾液や汚れを付着してくれます。
災害時に使えそうな歯磨きグッズが色々ありますね。
ちなみに唾液には口の中の汚れを落とす働きがあります。
水分をなるべく十分にとって、唾液を出すことも大切です。
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災害時の感染症予防に!マスクを備えておきましょう!
マスクをすることで、ホコリ対策、乾燥対策、女性ですとちょっと気になるすっぴん対策としても使えます。
避難所などの密封された狭い空間にたくさんの人が集まるところでこわいのは感染症などがうつること。
衛生管理にはマスクを多めに備えておいた方が安心です。
子供用にもサイズがあったものを準備しておきたいですね。
女性用の衛生用品として生理用品は必需品!
特に生理用品は自分で絶対に備えておくべき衛生用品の一つです。
災害時は極度の緊張状態。
生理が突然始まったり、経血の量が変動したり。
普段使う1日分の個数より多めに用意するのが安心です。
日中用と夜用の両方あるとさらに安心です。
パンティライナーは、下着の交換ができないときの衛生管理にも役立ちます。
非常持ち出し用に準備した生理用品は、ジップバッグに入れて圧縮するなどコンパクトにしておく工夫も忘れずに。
災害時の食中毒予防には【使い捨て手袋】が便利!
断水時に水は貴重なもの。
手を洗うのには結構たくさんの水が必要だったりします。
そんなとき使い捨て手袋が活躍します。
調理のときなど雑菌やウィルスがつくのを防ぐことができ、衛生管理に役立ちます。
ポリエチレン製やニトリル製など素材が色々ありますが、薄めのものが指を動かしやすいと言われています。
また内側に粉が付いているタイプ、粉が付いていないタイプとあります。
災害時用に選ぶなら手が洗えないような場面ですので粉なしタイプのほうがよさそうです。
まとめ
災害時にも使える衛生用品についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
いま備えている衛生用品でも十分な衛生管理ができそうですか??
防災時用の衛生用品は備えておくにこしたことはないですが、もし備え忘れてしまったものがあれば、いざという時は自分で工夫して衛生状態を保たなければなりません。
いま一度、災害時にどうしたら衛生的に過ごせるか、何を備えておくべきかご確認ください!
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