「防災にフラッシュライト(ミニライト)キーホルダーサイズのおすすめ!」では防災ポーチといっしょに携帯するキーホルダーサイズの小さなライトをご紹介しましたが、歩いて帰宅する時に備えてもっと明るい、そして長時間点灯する懐中電灯(フラッシュライト)を携帯したい人もいらっしゃるはずです。

自宅に置いておく懐中電灯でも、台風等に備えて防水の物が欲しい所です。

そんな時におすすめなのがアウトドアやレスキュー現場、サバイバルゲーム等で使われる本格的で強力なLED懐中電灯です。

山奥など街灯が一切ない場所での使用が想定されているためかなり遠くまで見渡せる明るさがあり、雨や衝撃に強い商品が殆どです。

余りに明るいライトは普段使いできませんが、光量を調整し手元や足元の確認に最適な明るさにできる物も多くあります。

さらに可能な限り小型&軽量化を図っている商品が殆どですので、防災用の懐中電灯としてとても心強く便利だと思います!

特におすすめできるのはファイアフライやエコと呼ばれるモードがあるものです。

キーホルダーサイズのライトと同じくらい僅かな光ですが、その代わり長時間点灯が可能です。

災害時は常夜灯として使えますし、家族と寝室が同じ人は先に寝た人を起こさない最低限の灯りはあるとかなり便利ですよ。

今回は口コミがかなり良かった事から防災用に購入したスルーナイト社のTN12をご紹介致します。

ぜひ皆さんも今回の記事を参考に、検討して頂ければと思います。

たいさくんたいさくん

フラッシュライトと言うと本格的な物を想像してしまうけど、本当は「懐中電灯=フラッシュライト」なんだって。

はぴーちゃんはぴーちゃん

今回紹介する懐中電灯はタクティカルライトと呼ばれる事もあるみたいだよ。

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購入したLED懐中電灯(スルーナイトTN12)の紹介

LED懐中電灯(スルーナイトTN12)1

  • 大きさ:長さ143mm 直径25.4mm
  • 重さ:86g(電池なし)
  • 明るさ:ターボ(1100ルーメン)、ハイ(435ルーメン)、ミディアム(175ルーメン)、ロー(18ルーメン)、ファイアフライ(0.4ルーメン)、ストロボ(1100ルーメン)
  • 使用電池:18650リチウムイオン電池 1本(50gくらいです)
  • 点灯時間:ターボ(95分)、ハイ(4.2時間)、ミディアム(11.8時間)、ロー(5.5日)、ファイアフライ(74日)、ストロボ(3.8時間)
  • LEDの寿命:50,000時間
  • 丈夫さ:防水(IPX-8)、航空機用アルミ合金

 


私は上記の懐中電灯と充電器、電池がセットになった商品を買いました(本体にケーブルをさして電池に充電できる懐中電灯もありますが、TN12はそうではありません)

ライトの色が白っぽいNW(ナチュラルホワイト)と青みがかったCW(クールホワイト)があります。

また、2014年の発売当初のものと、2016年に改良されたものがあります。

(今回は私が購入した2016年版をご紹介しますが、やはり改良版だけあって基本的にはこちらがおすすめですよ)

頼もしすぎる点灯時間が目立ちますが使いやすさも優秀な懐中電灯です。

LED懐中電灯(スルーナイトTN12)の明るさ

明るさのテストをした画像ですが、私のスマホはカメラがいまいちのため僅かな光は拾えないためファイアフライがほぼ真黒になってしまいました。

実際にはもう少しぼやーと明るく、扉があることや服がかかっている事は判別できる程度でした。

また、部屋が狭すぎてハイとターボの差が殆ど分からなくなってしまいました。

もっと広い場所(屋外)でないと実力が発揮されないようです。

かなり遠く(最大226m)まで光が届くスペックらしいので、救助をする側になった時や、遠くの誰かに居場所を伝えたい時に活用できると思います。
(熱による劣化を防ぐため10分以上の連続点灯は避けるようメーカーが勧めています)

避難に使う場合、慎重に移動するならミディアムで充分明るいと思いますので、電池が満充電してあった場合、一晩点灯したまま移動できる事になります。

少し遠くを確認する時はハイモードに切り替えると便利です。

また、TN12は中心に光を集めつつも周囲へも拡散させているため、遠くを見るのにも周囲を見るのにも活用できます。

拘りたい人にはどっちつかずで中途半端に感じるかも知れませんが、防災用に1本持つ場合は最適な光だと思います。

先程おすすめしたファイアフライモードは最大74日も点灯します!

夜に常夜灯として使っても1晩6~7時間しか使わないと思いますので、他の用途に使わない場合は1年ぐらい使える計算になります。

更に防水もばっちりですので雨が降っていても安心ですし、川や池に落としても、拾える範囲の深さなら故障の可能性はほぼないでしょう。

明るさを無段階調節できる懐中電灯も多く売られていますが、個人的にはボタン1つでパッと切り替えられる方が緊急時に慌てないと感じるのでこの商品で問題ないと思いました。

1つ残念だったのが、取り付ける事でランタンのように全方向を照らすようになる部品(ディフューザー)がないことです。

ビニール袋やペットボトルで代用できますし、他の懐中電灯のディフューザーでもちゃんと取り付けられる可能性もありますが、やはり専用の物が付いていたら嬉しかったなあと思ってしまいました。

使用の前に電池について確認を

LED懐中電灯(スルーナイトTN12)の充電

店頭では見かけないリチウムイオン電池ですが、実は意外と身近な存在です。

TN12に使う18650リチウムイオン電池と形が違いますが、スマホやモバイルバッテリーにも使われているのもリチウムイオン電池です。

利点はサイズのわりに電気の容量が多く自然放電も少ない、更に繰り返し充電して使う事ができる事です。

防災用と考えると、繰り返し充電できるのはそこまで重要ではないですが「大容量」「自然放電が少ない」は大きな魅力ですね。

ただし、注意しなければいけない点があります。

雑な作りの安価なモバイルバッテリーが発火したというニュースを聞いた事がある人も多いと思います。

当然、形が違うだけで同じ電池ですので、懐中電灯にいれるリチウムイオン電池にも同じ危険性があります。

リチウムイオン電池は保護回路というものをつけ事故を防いでいますが、安いからこれでいいやと選んでしまうと、実は保護回路がなかったという事が有り得ますので注意して選ぶ必要があります。

また、保護回路の分、会社によって微妙に大きさが違い懐中電灯に入らない時もあるそうです。

アウトドアや本格的な懐中電灯、タクティカルライトに詳しい人のSNSやブログの感想を見て、信頼されているリチウムイオン電池を使った方が安全だと思います。

TN12を作っているスルーナイト社は電池も発売していますので、セットで利用するのが安心です。

たいさくんたいさくん

保護回路がきちんとついたものを使えば、注意点はスマホやモバイルバッテリーと同じなんだね。スマホは毎日使っているから、リチウムイオン電池も大丈夫そう!

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本格的でも操作は簡単!

電池の充電は、専用の充電器で行います。

電源に繋いで電池をセットするだけなので、とても簡単でした。

長く点灯する分、充電に時間がかかるのでのんびり待ちましょう。

充電が終われば本体に電池をいれます。

LED懐中電灯(スルーナイトTN12)2

スイッチがある側をくるくる回して外して、電池を入れるだけなのでとても簡単です。

電池を入れたら後ろのスイッチを押して点灯!

サイドスイッチを押すと明るさが順番に変わっていきます。

サイドスイッチを長押しするとストロボモード(点滅)、もう一度押すと解除します。

本格的だからと身構えていたのが嘘のように簡単です。

これなら災害時に慌てていても間違えずに使う事ができそうです。

操作について難しいと感じる点は全くありませんでした。

はぴーちゃんはぴーちゃん

とても簡単だね!これなら安心。

防災用におすすめできる?

それでは防災用としてはどうなのかというともちろんおすすめできます。

日頃から持ち歩く防災ポーチや、自宅保管である防災リュックに入れる際の要点について考えてみます。

防災ポーチへ入れる場合

サイズや重さが負担に感じないなら文句なしにおすすめできます。

この点灯時間の長さなら予備電池はなくても問題ないでしょう。

ただ、同じリチウムイオン電池を使うモバイルバッテリーもありますので、予備電池の携帯もそんなに苦になりませんよ。

モバイルバッテリーは電池への充電もできますので、充電器ではなくモバイルバッテリーのセットを購入するのも有りだと思います。


防災リュックに入れる場合

防災リュックを自分以外に使う可能性があるかどうかでおすすめ度が変わってきます。

自分以外が使う可能性がある場合、リチウムイオン電池について理解してもらう必要があります。

また、明るさが強力な分、お子さんのイタズラには普通の懐中電灯以上に注意する必要があります
(防災リュックを手が届かない所におく、普段は電池を抜いておく等)

LED懐中電灯(スルーナイトTN12)3

手前からキーホルダーサイズのライト2つ、単三電池と単三電池一本で使う懐中電灯、最後にTN12です。

また、避難所で配給される物資にはリチウムイオン電池はほぼ確実にないと思われますので、この写真のように単三電池など配給して貰えそうな電池の懐中電灯も用意しておくと安心です。

まとめ

最後にTN12の長所と短所を再確認しましょう。

〇長所

  • 防災ポーチに入れるのも有りなハンディサイズ
  • 点灯時間がとても長い
  • 操作がシンプル、明るさの微調整も不要
  • 周囲&遠方どちらも明るい
  • 防水&丈夫な本体&長寿命のLEDで故障を防止

 

×短所

  • リチウムイオン電池への理解が必要
  • 本体だけでは電池を充電できない
  • ランタンの様にするディフーザーがない
  • 明るさが強力すぎるので管理に注意が必要

注意点もありますが、それ以上に高性能で、所持していると安心できるTN12。

明るさも点灯時間も小型のハンディサイズとは思えないくらい優秀で強くおすすめできます!

気軽にお試しできる値段ではありませんが、コスパは絶対に良いと思います。

ぜひご検討くださいね。

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