人々に様々な支障をきたす台風ですが、皆さんは台風にどのような障害を感じますか?

例えばよく言われているのは台風がくると頭痛がする、または昔怪我してしまった場所が痛むなど…体調面でも支障が見られますよね。

私は台風の影響にとても敏感なため、頭痛が続くなと感じていたら台風が迫っている…という事を知ったりする事がままあります。

そして台風は精神面にもとても影響力をきたすことをご存知でしょうか。

最近の忙しい現代人はどんな方でも「鬱病」になる可能性を秘めていると言われています。

「鬱」といっても症状はその人様々です。

例えば気分の上がり下がりが激しく自分でコントロールできない「躁うつ病」や新型うつといわれている特定の立場に立つと苦痛を感じて気分が酷く落ち込んでしまう「適応障害」など…精神疾患は鬱病以外にもたくさんあります。

1度なってしまうと自分では気分や感情をコントロールする事が非常に難しくなってしまうのが精神疾患ですが、こちらも「不安定」になってしまう原因の1つとして台風が影響してきます。

というのも気分の落ち込みや不安定になることには「気圧」が大きく関係してくるようなのです。

いままで台風が来ると何となく気分が落ち込むなぁ…と感じていた人に「台風と気圧、精神疾患の関係性」と私が医師から培ったアドバイスをお書きしますので対策として頂けましたら幸いです。

【スポンサーリンク】

どうして台風が来ると気分が落ち込むのか?気圧の変化がもたらす障害

うつむく人

台風が来ると気圧に大きな変化が起きますよね。

その気圧が精神疾患と大きく関りを持っています。

まず、自律神経を崩してしまうと気圧の変化に人は敏感になるといわれています。

つまりは気圧の変化は人々に多大なストレスを与えるのですね。

自律神経には活動をしているときの戦闘モードになる交感神経と心や体を休める副交感神経があります。

この副交感神経がストレスなどによりうまく働かず交感神経が活発なままになってしまうと体も心も休まることができずに精神が蝕まれていってしまいます。

こういった自律神経の不調を「自律神経失調症」といいます。

私も自律神経をストレスから崩してしまい病院に通ったことがありますがひょんなことから自律神経は崩れやすいのでお風呂に良く浸かる、アロマオイルやお香を焚くなどしてリラックスする事を意識してみてください。

そして気圧の変動はそれだけでストレスとなるため体が自分を守るために気圧の変動と戦うのですが、もともと自律神経が乱れている人にはこのストレスが大きなものとなり不安定になったり気分の落ち込みを招いたりします。

ちなみに交感神経には血管を収縮させてからだを興奮させる機能があり、副交感神経には血管を広げさせリラックスモードへと導く働きがあります。

どのような人が不調を起こしやすいのか

精神疾患を持っている人が不調を起こしやすいのはわかりましたが、その中でも台風などの気圧の変動に弱い人と強い人はいます。

ではほかにどのような人が不調を起こしやすいのでしょうか?

耳が敏感な人

耳

こちらは精神疾患になると音や光に敏感になるとも言われております。

というのも音に過敏になるのはストレスが関係していると言われているからです。

そして愛知の佐藤教授によると「内耳」の鼓膜の奥にあるカタツムリのような器官が気圧の変化を感じ取るセンサーがあるのではないかと仮説を立てたそうです。

内耳で気圧の変化を感じ取ると気圧の変動を耳が脳へと伝えます。そうなると自律神経を活性化させるため、耳が敏感だと少々の気圧の変動でも交感神経が戦闘モードに入ってしまい不安定になったり体調不良を引き起こしてしまうと考えられているようです。

私は耳も昔からあまりよくなく、気圧の変動にはこちらも敏感です。

気圧の変化がある時期…季節の変わり目などが多いですが、その時期になると飛行機に乗った時のような洞窟にいる時のような、耳の詰まった感じになり声が耳に響き苦痛になります。

ですのでこちらの仮説はあり得るのではないかなと感じています。

【スポンサーリンク】

どのように気分の落ち込みや不安定を対処したらよいか

台風と精神疾患、対処法

まず、こちらは自律神経を整えることが大切になってきます。

自律神経が乱れがちな人ほど季節の変化や台風などの気圧の変動の影響を受けやすくなるからです。

では何が必要なのか考えてみましょう。

日光をきちんとあびる

まず1番大切なのは日光をきちんと浴びお日様の光に当たることです。

現代人の多くが感じる不調の原因は日光不足からきているといっても過言ではないほど人々の生活に日光は必要なのだそうです。

現代人は職業にもよりますが、室内での仕事が多く、家に帰るころにはもう真っ暗…という生活リズムの方も多いと思います。

ですが日光には幸せだなぁと感じるセロトニンを活性化させる効果があるためとても重要な役目を負っています。

鬱病の方などが飲む薬にはセロトニンを増やす作用が含まれていますが、セロトニンは人々の脳を健康に保つ役割を持っているのです。

運動をする

もう一つ大切なのが適度な運動をして風を浴び、ストレスを解消する事です。

運動は自律神経を整えてくれますので、無理のない範囲で運動をするとよいでしょう。

まとめ

台風と精神疾患、気圧の変動の関係性は理解いただけましたでしょうか?

台風による体調不良の影響を受けないためには生活習慣を見直し、規則正しい生活を送る事も大切です。

現代人だからこそ心の健康についてぜひもう一度考えてみてください。

【スポンサーリンク】