災害は突然やってきます。
数十年の内に大きな地震があります...などなどとよくテレビ番組で話されていたりすることはあります。
しかしそれでもそれが何年後なのか、またどういった時期にくるのかなどハッキリわかることはあり得ませんよね。
もちろんどのような災害になってしまうのかも人々は想定はできても断言はできません。
人は「突然」のもの、出来事など「予想外」のことに弱い生き物です。
もしいきなり災害が起こった時、あなたは自分が冷静に対処できると思いますか?
多くの方は大地震が起きたら、家が崩壊しそうになってしまったら、津波がくるとわかったなら...きっとパニックを起こしてしまうのではないでしょうか。
そんな非常時の心の落ち着かせ方を知っていますか?
「不安な心」というのは時として自分の命を自ら危険にさらしてしまうことへと繋がってしまうこともあります。
パニックになった時ほどいかに自分を落ち着かせる事ができるか、そういった知識を持っているかがカギとなってきます。
地震、津波、台風、火事、その他の災害や2次災害、そういった「非常事態」の時どのように自分を落ち着かせるのか、その方法などをいくつかご紹介したいと思います。
ぜひあなたが「もしも」を体験してしまった時、少しでもお力になれたら嬉しいです。
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災害で心がパニック!そんな時の心の落ち着かせ方
心の穏やかさが行動にも現れます。
災害時に自ら危険な行動を起こしてしまうことは避けて通りたいですよね。
普段の性格などが出やすいのも緊急事態の時だと思っています。
ではそんな緊急事態には、どのような行動を取ったらよいのでしょうか。
自分を遠いところから見てみる
まず、災害時というとパニックになるものですしそれは仕方のない事でもあるのですが、そんな時は自分を第三者の視点で見るようにしてみましょう。
アタフタとしてしまっていると見えることが見えなくなってしまう事がよくあります。
例えば普段の自分ならここでこうしてはダメだな...と思えることがパニック状態に陥ることで頭が回らなくなり時としては火に油を注ぐような真逆の事をしてしまう事があるのです。
ですので非常時には自分の状況を遠くから見つめて、友達にアドバイスをする時のように客観的な視点で自分へとアドバイスをしてあげてください。

自分の心の中で語りかけてあげてね!

「落ち着いて、落ち着いて…ていう言葉が自分を落ち着かせる言霊になるよ!
呼吸を整える
人は不安になると呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなってしまうと脳への酸素不足を招きます。
それでは判断力が非常に低下しますし、何よりも気を失ってしまったりなどしたら困りますよね。
ですので、正しい呼吸方を覚えておきましょう。
腹式呼吸で深呼吸をしてリラックスしてください。
腹式呼吸とは鼻からゆっくりと息を吸い、口から少しずつ息を吐きだしていくことを言います。
腹式呼吸をすることで血液の流れが良くなり、血圧の上昇を防ぐことができるので冷静になるのには非常に高い効果を発揮してくれます。
実は呼吸の仕方というのは自律神経にも深く関わってきます。
呼吸を正しく行うことで自律神経を整える事もできるのだそうです。
これは避難後の心の落ち着かせ方やストレスの減らし方にも大きく関わってきます。
自律神経には仕事をする時などの戦闘モードのような交感神経と、仕事が終わりまったくのんびりしているときのような副交感神経の2つがその場その場で切り替わりながら体を維持しています。
このどちらか…特に現代人は副交感神経が働きがちになって、上手く切り替えることができなくなってしまっている人が多いのだそうです。
落ち着いた気持ちを持つことが出来ずいつも緊張したような戦闘モードから抜け出せなくなってしまうと、不安になったり、イライラしたり、情緒不安定になってしまったりします。
実は私もこれにより不眠症を発生してしまったことがあります。
自律神経には睡眠にも深く関わってくるのです。
非常時は特に副交感神経が働きっぱなしになってしまい調子を崩してしまいがちです。
そんな時のためにも体全体を使って行うような、より深くゆっくりと呼吸をすることをお勧めします。
- まずはできれば目を閉じます。ゆっくりと行うことができる状況ならば椅子などに座って姿勢を正して行うとよいです。
- ゆっくりと息を吐きだします。ため息をはくように自然にはいてくださいね!
- 全身へ新鮮な空気を取り込むのを意識しながらゆっくりと鼻から息を吸ってください。
- 吸いきったら数秒息をふっととめます。
- 吸う時の3倍程の時間をかけるように意識しながらゆっくりと息を吐きだしてください。
これを繰り返します。
息を吸い込むときに新たな空気を体内へ送り込んでいることを強く意識することで、息を吐きだしている時には悪いものを体内からデトックスしているようなイメージを持つことができます。
もし緊急事態でこれをする事が難しい場合はなるべく深くゆっくりと呼吸を整える事を意識するようにしてみてください。
散歩をする
人は太陽の光を浴びたり風に当たったりすることがとても重要です。
災害時には不安から引きこもってしまたりすることもあるかとは思いますが、できるだけ積極的に外へと出てみましょう。
家族や友人と共に数十分散歩をするのでもいいです。
外の空気を吸い太陽の洗礼を浴びましょう!
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情報に惑わされない強い気持ちと判断力を
こういう災害時には被災者を戸惑わせるような情報が多々出てきます。
自分には関係ないからと面白おかしく嘘の情報を流す人も中にはいます。
ですのでネットの情報を信じすぎずに身近な人の言葉にきちんと耳を傾けるようにしてください。
まとめ
災害時にはパニック状態になりがちです。
これは人情ですので仕方がない事です。
ですが事前に「知識」を持っているだけで安心できることが多々あります。
災害時のパニック状態の時、どうしたらより落ち着いた気持ちを取り戻すことができるのか...ぜひ復習してみてください!
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