地震や台風と相次ぐ自然災害。
もしもの時に備えて何ができるのか?
私自身、災害なんて人ごとのように過ごしていましたが6月に発生した大阪北部地震で震度5強を経験し、さらに私の実家は被災地となりました。
幸いなことに、家族や親戚や友人はケガもなく無事でした。
地震を身近に感じてからやっと幼い娘や家族をどう守れるか?備蓄や防災にまじめに取り組まないといけないと防災に対しての意識ががらりと変わりました。
地震後は、慌ててリュックタイプの防災セットを購入しようと思いましたが、遅すぎました・・・
売り切れが相次いで、ネットでは120日待ち!という商品まで。
その時の私には待つという頭はなかったので、自分なりにひとつひとつ揃えていくことにしました。
今回は、私が防災グッズといえばこれ!と一番最初に探した「防災ラジオ」について、これって必要?と悩んでいる方に私なりに実際に使用した感想をご紹介します。

多くの人が、何かあってからあせって行動しちゃうんだろうね

面倒と考えずに、まさかが起こるかもしれないと思って行動しなきゃね
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目次
私の求める防災ラジオ
さあ!買うぞ!!とネットで探すと、値段も機能も様々。
その中から、自分が譲れないという点で絞っていきました。
選んだ基準は多機能であること
- 手回し充電可
- FM/AMラジオ対応
- 携帯電話の充電機能
- ライト機能
正直、ラジオに求めなくても携帯があればいいんじゃない?と思っていましたが、携帯電話では充電がいつまでもつのか不安があります。
更にTVでは、解放されている充電場所に長蛇の列の映像・・・
防災に全く関心の無い私の旦那でさえ、「充電バッテリーはいるな・・・・」とつぶやいていました。
なので、携帯電話の充電機能は最重要でした。
防災グッズをリュックに詰めてみた感想ですが、物が多い・・・小さなものでもかさばる・・・どこに入れたか分からない・・・
ここで私が選ぶ基準にした多機能であることというのは、この悩みを解消して、携帯の充電をもまかなえるのではないかと考えました。
いろんな場合に対応できる充電方式
手回し充電・乾電池充電が可能なもの。
乾電池だけだとセットしていない場合、すぐ使用できないので困りそう。
逆に乾電池をセットしたまま使用せずに置いておくと、液漏れや故障が心配。
この点から、手回し機能があって、更に少ない手回し時間で長時間使用できるラジオに絞りました。
私が選んだ防災ラジオ
それでは、私が防災ラジオとして選んだ商品を紹介します。
SONY FM/AM ポータブルラジオ ICF-B99
私が求めていた・FM/AMラジオ対応・携帯電話の充電機能・ライト機能がそろっていて、充電方式は更にUSB充電とソーラー充電も可能です。
そして防滴仕様。
値段は他のラジオと比べると高くはなりますが(探しに探して最安値で購入)、ネットの口コミもよくてこちらを選びました。

多機能ってすごそう!!これで安心ね!

ちょっと待って!買って終わりじゃまだ安心じゃないよ?防災グッズもしっかり理解しなきゃね
実際に使ってみました
本体は340gほど。さっそく手回しハンドルを回してみました。
ゆっくり回す分には感じませんが、説明書通りの1秒間で2回以上回そうとすると、思ったより抵抗があって1分間でもなかなか疲れます。
速さを意識すると、ハンドルが収納部分にパタンと戻ってしまったり。慣れるとコツをつかんで回し続けれましたが、練習が必要です。
機能はどうか?
それでは実際に使用してみてどうだったかという感想も含めて説明していきます。
ラジオ機能
普段、私は携帯やPCでラジオを聴きますが、音は悪くありません。音楽もすんなり聴けました。
本体の充電が少なくなると少し音が悪くなる感じがします。
USBで充電中は雑音が入るので、聴きずらいです。
ライト機能
懐中電灯と比べるとやはり劣りますが、LEDライトですので部屋の中や暗闇で足元を照らすには十分な明るさです。
家の中では3メートル先くらいまでは、照らすことができました。
キッチンで手元を照らしながら料理をしてみた所、見えるのですが、色味はぼんやりとしか見えませんでした。
夜中などの非常時に辺りを照らし移動するという目的では申し分ない光量です。
携帯充電機能
充電切れでラジオも何も機能しない状態から試してみました。
手回し充電
1分間手回しした場合、ケーブルを接続した瞬間に携帯の赤いランプが短時間光るくらいですぐ消えます。
説明書には1分間手回しした状態でスマートフォンを充電できるのは
- 連続待ち受けは約40分時間
- 連続通話は約1分
と記載されております。
よって、1分間の手回しで充電できるのはほんの数%ほどとなります。
私にとって携帯電話の充電機能は最重要事項。手回し充電に大きな期待があったのでショックでした。
しかし、災害時などにおいて携帯のバッテリーが切れてしまい電源が入らなくなってしまった際など、LINEやメッセージなどを確認したいという状況下では、少しでも充電することができるのはありがたいです。
ある程度携帯を充電する際は、ラジオ本体がしっかりと充電されている状態、または乾電池がある状態で使用するべきかと感じます。
乾電池充電
次に新品の単3乾電池で充電です。
充電はケーブルにつないでから順調に充電できた!と思ったら・・・
10数分でランプは消えて、約10パーセントの充電で終わってしまいました。
予想ではしっかりフル充電をイメージしていたので、衝撃を受けました。新しい電池に変えてもう一度充電。やはり同じ結果でした・・・・
説明書には乾電池を使用した際の充電時間については
- 連続待ち受けは約16時間
- 連続通話は約25分
と書いてあります。
大体10パーセントの充電ならこれくらいだし、連続待ち受けというのは、なんにも操作しない状態でということであり、何も間違いはありませんでした。
それに災害においての10%の充電は大きなものになると思います。
ですが、より安心が欲しいという方には、それとは別に乾電池式のモバイルバッテリーがあったほうが良いと思います。
USB充電
停電を想定すると、USB充電は望めませんが確認のため。USBでラジオ本体を2時間ほど充電。
その後、携帯電話の充電を開始。
25分程で6%の充電で終わりました。
やはり、ラジオから携帯を十分に充電するのは難しい様です。
ソーラー充電
「携帯の充電を目的として、太陽光充電をお使いいただくことはできません」と説明書に書かれていました。残念・・・。
ラジオをソーラー充電しながら携帯電話を充電することは出来ませんが、ラジオを事前に充電し必要な時に使用するという目的では効果があると思います。
あいにく秋の長雨のためソーラー充電自体を試すことはできませんでしたが、必要になる時がいいお天気とも限らないので、この機能は良ければラッキーとしました。
手回し充電の時のラジオとライトの持続時間
1分間の手回し充電で、ラジオとライトの持続時間を計ってみたところ、ラジオは説明書どおりの約1時間かそれ以上。ライトも15分以上。
1分間で1時間ラジオが聴けるというのは助かります。

ちゃんと使ってみると、だいぶ印象がちがうね

優れたグッズであることは間違いないけど、思っていたのとは違うかった・・・という事もあるから、実際に使ってみることは大切なんだ
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買ってよかったか?
トータルして買ってよかったか?と考えると・・・・
よかったです!!!!
防災ラジオの多機能だという事に対して、色々な誤解をしていたり、見るのとやるのでは違っていたりと当初とは全く違った訳ですが、情報をいち早く聞ける物として、これ程心強いものはありません。
わからないという状況が一番怖く、災害において正確で必要な情報収集はやはりラジオが一番活躍しそうだなと私は思います。
多機能さで選ぶ方は、あくまでラジオがメインであるという事。
他の機能はついていたらラッキーと思っていた方がいいかなと思います。
防災ラジオに色々ついてるから大丈夫!と、私のようにそれ頼りにすると、なんか思ってたのと違った・・・となりかねません。
少しでも安心できるなら機能が多い方がいい!という方にはいいと思います。

防災ラジオは強い味方!!使う人が防災ラジオをしっかり理解しておこう!

必要な時に慌てないように、練習もしておかなきゃね!
おわりに
あくまで私一個人の感想ですが、防災ラジオを買おうか、どういう物を選ぼうかという方の参考になればと思います。
これだ!という防災ラジオを見つけて手元に届いたらしっかり動作と機能確認をおすすめします。
文字面で見るのと、実際使用してみるのとでは全く違いました。
必要なものや求めるものはひと人それぞれですが、自分や家族を守れる備えをしていきましょう!
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