2011年3月に東日本大震災が発生し、3月とはいえまだ寒さが残り、被災者は大変な寒さの中、避難所生活を余儀なくされました。
毎日そんな様子がテレビなどで報道され、日本中の人々の防災意識がきっと高まったでしょう。
あれから数年、日本ではいつどこで大規模地震が起きてもおかしくないと言われています。
冬の災害時、もし電気やガスなどのインフラが止まってしまったら・・・
家に被害が出て避難所へ避難しなければならなかったら・・・
皆さんのご家庭では冬の寒さ対策を万全にできていますか??
防災グッズは備えているけど、寒さ対策なんてしていない!という方も多いのではないでしょうか?
そこで冬の寒さに役立ちそうな寒さ対策法や、寒さ対策グッズをご紹介します。

寒さ対策??どうしたらいいんだろう??
【スポンサーリンク】
目次
なぜ寒さ対策が必要か?
なぜ冬の災害で寒さ対策が必要かというと、人間は体温が低下すると体力を消耗してしまうからです。
体力が消耗するということは、病気にかかりやすくなるだけでは無く、冷静な判断や警戒心など思考力が低下してしまいます。
自分ではまだ大丈夫なつもりでも、知らず知らずに症状が進行しているということもあります。
そのようなことも含め、寒さへの備えはとても重要なのです。

だから寒さ対策は大切なんだね!知らなかった!
災害時の暖房器具なにがいい?
冬はどのご家庭でも使用する暖房器具ですが、地震などで停電してしまったら、エアコン、電気ストーブ、ホットカーペットなどはもちろん使えません。
災害による停電時などに使用できる暖房器具にはどういったものがあるでしょうか?

災害時にも使える暖房器具っていったいなんだろう?
石油ストーブ
石油ストーブは電気がなくても灯油があれば使えます。
暖をとるのに十分な暖かさがありますのでおすすめです。
持ち運びが可能で使いたい場所に移動できますし、さらに燃焼する炎が照明がわりにもなります!
また煮炊きができる機能が付いたものもあります。
非常用に保管できる灯油の缶詰もありますので、あわせて備えておくと安心ですね。
暖房器具を使用するときは、地震の余震などによる二次災害に気をつける必要があります。
最近の暖房器具は、耐震自動消火といって地震を検知してガスや灯油の供給が止まる仕様の商品が増えています。
地震などが起きたらまずは身の安全を確保し、揺れがおさまってからストーブなどの確認をしましょう。

石油ストーブはただ暖かいだけじゃないんだね!

ごはんも作れちゃうなんて知らなかった!?
カセットガスストーブ
カセットガスストーブは、よく卓上カセットコンロの燃料として使うカセットガスボンベが燃料のストーブです。
好きな場所に移動が可能で扱いやすいですが、製品にもよりますが数時間ごとにガスボンベの交換は必要になります。
なるべく狭い空間などで使用すれば十分暖をとれますが、広い空間だと暖かさが足りないかもしれません。
普段使いのストーブということではなく、非常用としてなら十分機能を果たせるのではないかと思います。
商品を選ぶときは、室内用・屋外用、燃焼時間が短いものか・長いものか、暖かさが足りるかなどのポイントをおさえましょう。
替えのカセットボンベが必要になるかと思いますのであわせて備えておきましょう。
今では100均でもガスボンベが売られているそうですが、内容量が少なかったりもするので燃焼時間は短くなります。
カセットガスストーブと同じメーカーのガスボンベだと持ちがいいこともありますので、カセットボンベの内容量も確認して備えましょう。

替えのカセットボンベも忘れずに準備しておかないとね!!
薪ストーブ
キャンプ用品として扱われている薪ストーブなどは、災害時にも暖をとることができ、調理にも役立ちます。
落ちている木の枝や木炭も燃料として燃やすことができます。
燃焼効率が高いため、わずかな燃料で料理が作れ、有毒ガスや煙がほとんど出ません。
本体を触ってもあまり熱くならないものもあり火傷の心配もすくなく、子供や老人などが多い場所でも安心して利用できるものもあります。

薪ストーブはあったかいし料理も作れて便利だね!
【スポンサーリンク】
湯たんぽ
わりと身近にあるものですが、湯たんぽはとても温かいです。
水でお湯を沸かす必要があり断水時は使いづらいかもしれませんが、レトルト食品などを温めるときに使用したお湯を湯たんぽに利用するなど工夫しましょう。
大きめな物より、小さめの湯たんぽのほうが使用するお湯が少なくて済むので、災害用としては小さめのものがおすすめかもしれません。
小さいお子様などはとくに低温やけどに注意しましょう。
このように寒い時期は湯たんぽとして、暑い時期には冷却用として、一年中使えるタイプの湯たんぽもあります。

冬はあたたかく!夏は涼しく!便利な湯たんぽもあるんあだね?!

低温やけどに気を付けて使おうね!
使い捨てカイロ
使い捨てカイロには貼るタイプや携帯タイプなどがあります。
貼るタイプのほうが身体が温まりやすく、携帯タイプは手先や首筋などを温めやすいです。
お家で多めに備蓄すると安心ですし、非常用持ち出し袋にも冬の防災グッズとして必ず入れておくことがおすすめです。
首・脇・太腿・腰といった動脈のある部位を温めると効果的だそうです。
こちらも皮膚に長時間直接あてないなど、低温やけどに注意しましょう。
貼るタイプのホッカイロ
携帯タイプ(貼らない)のホッカイロ
温かいものを食べる
体の中から温まるには温かいものを食べるのが効果的です。
カップ麺、即席味噌汁などの汁物、レトルト食品など、お湯を入れるだけ、お湯で温めるだけのものがいいですね。
災害時はお湯を温めるにはカセットコンロが必需品になります!
カセットコンロもあわせて備えておくことをおすすめします。
断水時は水が貴重になりますが、少量の水で温めることができる発熱材もあります。
発熱材がアルミ製の袋に入っていて、アルミ袋の内側に水量ラインまで少量の水を入れるだけで、レトルト食品などを温めることができます。

あったかいものを食べると、体の中から温まっていいよね~
防災アルミブランケット
防災アルミブランケットはで身体を覆えば体温低下をおさえられます。
日本では防災アルミブランケットが防災グッズとして販売されています。
一般的なブランケットよりも熱を逃がしにくく、コンパクトに折りたため、冬の防災グッズとして注目されています。
防寒、遮熱、保温がこれひとつで可能です。
体を覆うシートタイプのもの、ポンチョタイプのもの寝袋タイプのものなど色々あります。
シートタイプ
ポンチョタイプ
寝袋タイプ

あると便利!どれもコンパクト!いくつあってもかさばらないね!
身近なもので防寒ができる?!
新聞紙、ラップといった身近なものでも防寒対策ができます。
やり方は、折りたたんだ新聞紙をお腹のまわりに一周巻き、その上からラップで巻いて、洋服を着るだけ!
災害時に防寒着や防寒グッズが全くない!というときは、こういった方法もあることを覚えておきましょう。

へぇ~?!知らなかった!新聞紙とラップであったかくなるんだね!
寝袋
キャンプなどアウトドアをするお宅にはあるかもしれませんが、寝袋は停電した屋内で寝るときや、避難所での寝泊まりなどを想定して、できれば家族ひとりにひとつあると安心です。
防災アルミ製の簡易寝袋もご紹介しましたが、寝心地などを考えると中綿がしっかり入っていて身体への負担が少ない寝袋がおすすめです。

とってもあったかいしフカフカ~
まとめ
近年、日本では大規模地震などが頻発しており、普段から防災用品をしっかり備えられているご家庭も多いかと思います。
これから始まる冬に向けて、災害時の寒さ対策の準備にお役立てください!

よぉ~し!寒さ対策グッズを準備するぞ~!
【スポンサーリンク】