ここのところの自然災害による被害の多さで、「自分の家の立っている付近の地盤はどうなっているんだろう?」と思っている方は多いかと思います。

普通なら専門科に聞かなければわからない情報を一瞬にして知ることができる地盤サポートマップの存在を知っていましたか?

2018年9月6日の北海道地震では多くの家が倒壊し、山林では大規模ながけ崩れがおきるという誰もが想定しえない事柄が起きました。

これにより、液状化現象がみられて住宅の敷地や道路の陥没がおき、住宅も倒壊し、インフラも打撃を受けています。

北海道地震での液状化により歪曲している道路の修理は来年の春まで待たねばいけないそうです。

液状化現象の事も載っているこの地盤サポートマップについて多くの人が知っていれば、被害も少なくなるのではないかと思い、
今回は地盤サポートマップとはどのようなもので、どのように活用すればいいのかなどについてご紹介しましょう。

【スポンサーリンク】

地盤サポートマップとは何でしょう?

地盤サポートマップはネットでわかるマップで知りたい場所の地盤情報、生活情報、防災情報などを簡単に見ることができます。

この地盤サポートマップはジャパンホームシールド株式株会社が2015年にエキスパートの方々が国土地理院等、行政と連携を取ってつくられたそうです。

1995年には阪神・淡路大地震、2011年には東北大地震がおきているので、その後に作られた物なのですね。

正式には地盤サポートマップU(或いはfor you)といいます。

まさに必然性があって作成されたマップと言えるでしょう。

はぴーちゃんはぴーちゃん

簡単に言うと自分の住んでいる地盤情報・生活情報・災害情報が一目見て簡単にわかるサイトだよ

地盤サポートマップの使い方

やり方は非常に簡単です。正式には地盤サポートマップU(或いはfor  you)といいます。

これは登録なしでも、だれでもすぐに使う事ができます。

パソコンを持っている方はグーグルクローム、エクスプローラ10以上で使えます。

地盤サポートマップで検索をかければ出てきます。スマホの方も同様のブラウザをつかった方がいいです。

スマホユーザーへ向けた便利なアプリもリリースされております。

アプリのダウンロードは↓の画像をクリック下さい。
地盤サポートマップのアプリ

地盤サポートマップの基本的な使い方

それでは実際の手順について説明していきます。

①ブラウザに地盤サポートマップと入れます。

地盤サポートマップの使い方①

②サイトが出てきたらその中に一般の方、事業者の方とあり、どちらを選択するのですが、その下に操作方法がありますのでそこを見ればわかると思います。
ご家庭でしたら一般の方を選択して下さい。

地盤サポートマップの使い方②

③住所検索の中に住所を入れたら、検索した場所の位置をしめす風船のような形をした紺色の部分をクリックします。

④そうするとここをクリックしたら詳しい情報はここを押してねという文字がでてきます。
家マークも出てきますが、そこではなく文字の所を押してください。
地盤サポートマップの使い方③

⑥そうすると、「レポートを作成します」という文字が出てきます。

地盤サポートマップの使い方④

⑦そこをクリックすると住所を書いた部分のレポートが出てきます。

地盤サポートマップで何がわかるの?

住所検索バーに住所をいれて検索すると自分の現在すんでいる場所、もしくは知りたい場所を入れるとその場所の周辺地図が出てきます。

地盤サポートマップの使い方④

そうすると住所検索をした部分がブルーで指示されますから、そこをクリックすれば自分の地域の生活情報のレポートがでてきます。(上の画像の左図)

地盤サポートマップの使い方⑤

レポートの下部を拡大してみます。

左側には最寄り駅やバス停、避難場所などの名称と入力した住所からの距離が表示されます。

右側にはあなたの地域の揺れやすさや液状化の可能性、浸水や土砂災害の可能性がどれほどなのかを知ることが出来ます。

ここでは、最低限知っておきたい地盤サポートマップの使い方を説明しました。

地盤サポートマップの使い方⑥

上図の左側を選択することによって、航空写真から、地盤情報、防災情報、避難所情報などのさらに詳しい内容を調べることも出来ます。

こちらを使うことによって、地震時の揺れやすさから、災害による液状化や浸水、土砂災害の可能性のある場所、今後30年以内に震度5以上の大きな地震が起こる確率、災害別としての避難場所など、知っておきたい情報を調べることが可能です。

また、生活情報では1日の駅の乗降人数の平均から小中学校の区、公園や病院や歯医者などの医療施設の場所、バス停など生活する上で知っておくと便利な機能も備えております。

1つ1つの詳しい使い方についても、「知っておきたい【地盤サポートマップ】の詳しい使い方を全て解説!」の記事で知ることが出来ますので、是非ご活用ください。

【スポンサーリンク】

地震サポートマップを利用して

地盤サポートマップについて説明しましたが、ここで大事なのはただ調べるだけでは無く、ご自身の地域の地盤情報を知った上で、しっかりと対策を考えることです。

地域によって様々ですのでどれが正しいとお伝えすることは出来ませんが、不安でしたらお近くの消防などで確認すると教えてもらえます。

ご自身の地域の地盤情報を知り、いざという時に慌てて間違った行動などをせずに正しい判断が出来るよう心がけておきましょう。

そして、ご自宅のみでは無く液状化で道路の弯曲等考えられますので、職場周辺の情報も調べておきましょう。

関西空港も埋め立て地のため浸水したのを覚えている方もいることでしょう。
自宅が海や川に近ければ浸水の可能性も多くなりますし、その対策もしておく必要もあります。

海に近ければ津波の可能性も念頭に入れておく必要があり、近くの高台を調べることで、被害を少なくするために避難経路を把握しておくことがより重要になります。

海に近い地域に住んでいる方は津波の可能性があるので、間違っても海の方に逃げない様に注意して下さい。

たいさくんたいさくん

特に地盤情報を確認し、自宅或いは職場周辺の揺れやすさ、液状化の可能性、浸水の可能性、土砂災害の可能性などを把握して、避難経路の再確認をしておきましょう

因みに東京の世田谷にある家の周辺も調べてみた所、地震の揺れやすさは3でした。東北地震の時は家は揺れをさほど感じませんでしたが、家から自転車で15分のマンションでは、エレベーターの修理や壁の補修工事をしていました。

液状化の可能性は1でした。家の方の地層は約7万年前からで1万8000年前の段丘層です。

地盤が硬ければ硬いほど地震の揺れを感じにくくなるし、その逆は揺れを感じやすくなるのです。
一般的に地盤が柔らかいとされるのはかつて川や湿地だった所、盛土して作られた土地や、埋め立てられた土地です。

さいごに

地震や台風などによる大雨その他の災害では想定外の事がおこるのが常です。

人間の測る事のできない自然災害がこの所続いて起こっているので、私たちが情報をいち早く知っておく事で被害を少なくすることが出来る可能性はあります。

地盤サポートマップは、素人の私たちが簡単に知りえない情報までも教えてくれるとてもいいサポートマップです。これを活用しないてはありません。

自分の住んでいる周辺や職場周辺を地盤サポートマップで検索して、おおかたの揺れの程度や浸水、液状化現象の程度なども把握できます。

これから家を購入しようと考えている方や引っ越しを考えている方にも是非この地盤マップを活用されることをおすすめします。

自分の暮らす地域周辺の地盤情報や防災状況、生活状況をしっておくいい手掛かりになると思います。

私たちは基本的には自分の身は自分で守るという姿勢で準備をしておく事を念頭において準備をしておかなければいけません。

情報を知ったらそれを共有して、活用していく事はとても重要だと思われます。

【スポンサーリンク】