平成7年の阪神・淡路大震災にはじまり、平成30年の北海道胆振東部地震に至るまで日本では大きな地震に見舞われています。
気象庁地震予報で予測されていなかった場所でも地震が起き、今やいつどこで大きな地震が起きるのか、予測不能な状態といっても過言ではありません。過去に起きた震度6や7の地震では多くの方々が負傷されています。
私たちは、災害について改めて考え、災害に対する意識を高めて、日々どのような点に注意していくべきか、見直す必要がある時期だと思われます。
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目次
地震の震度による現象は??
震度3ではやや揺れてかなと感じる人が多く、敏感な人は寝ていても目をさまし、食器がカタカタと音を立てたりします。
震度4では揺れている事をはっきりと自覚でき、寝ている場合は目がさめます。電灯のひもがしっかり揺れているのがわかります。
食器 棚は音を立てて揺れていることが分かります。
震度5は何かにつかまらないと歩きにくいです。食器や本が落ちる場合が多く、家具が倒れることがあります。
震度6は立っていられない程で、家具が倒れ、動く場合があります。食器棚は倒れガラスが割れます。建物・看板が落下します。
大きな震災にならないために日頃から把握しておくべき事
ガスに関する事ですが阪神・淡路地震で起こった中で、特に言われたことは、家の中の家具の下敷きになって負傷した人が多いという事でした。
そのため、転倒防止棒が普及したのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
あとは地震による火災です。
その反省をもとに震度5以上(ガス会社によって異なりますが、東京ガスでは)になると自動的にガスが止まる仕組みになりました。
(北海道ガス株式会社ではガスを使っているときに震度5以上になるとガスが止まります)
次に電気に関してですが、電気のブレーカーは電力会社に聞いたところ基本ブレーカーは自分でおろさなければならないため、特に冬でストーブやオーブン、レンジなど火災につながるものの電源は切らなければいけません。
火災があれば大惨事を起こすことにもなりかねませんので、きちんと対応できるよう位置確認し、ブレーカーのおろし方くらいは把握しておきましょう。
今ではスイッチ断ボールというのもあります。
地震の揺れで自動的にブレーカーが落ちるようになっています。(以下の写真)
防災対策の実施率は被災経験がある人の方がない人に比べて高いというデーターもあります。
それは被災した人は、地震に遭遇したことにより生命の危機感を強く持ち、防災対策の必要性をかなり強く感じているからと言えるのではないでしょうか。
家の中を見直して日頃からやっておいた方がいい防災対策
家具転倒防止突っ張り棒
家具などの転倒・落下防止として家具転倒防止伸縮という防災対策の商品がございます。
サイズは家具に合わせて選んでください。
家具の位置や、向きなどを考えて固定し、寝ている場所に落ちてこない様にしましょう。
とびらロック キャビネットストッパー 多目的ストッパー
食器棚に付けてお皿などが飛び出るのを防止します。
耐震マット地震転倒防止ジェルテレビ耐震ストッパー粘着マット
テレビが転倒するのを防止します。
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日頃から意識を高めて注意する点
非常口等避難経路の確保及び確認をしておきましょう。
9月1日は防災の日なので、その日を利用して震災について家族で話し合う機会をもつなどして家族間の連絡方法の確認をするなどして、防災に関する意識を高めましょう。

みなさん集まってください。防災訓練ですよー!点呼をとりますよ
近所で連携をとれる関係作りに努める
できれば、日頃から近所の付き合いをして親交を深め、いざという時のために助け合いの輪を作っておくようにする。
(阪神では、これで助かった方が多かったそうです。せめて名前くらいは知っておいた方がいいですね)
学校や地域では防災訓練が行われますが、出来れば参加しましょう。
室内の備蓄の見直し等
●震災にあってよくみられる光景として、給水や食料で並んでいる姿です。そのため水や食料のストックは多めに家においた方がいいですね。(ペットボトルの水や缶詰など)
●水道水や風呂の水を汲みおきしておくことで、洗濯や、体を清潔に保つために使用したり、トイレを流すのに使ったりするのに色々とリサイクルして使えますので便利です。
●トイレットペーパーを多めにストックしておくことも大切ですね。
●その他にもストックを多めにおいておくことは大切だと思います。
●震災による計画停電がある場合にそなえて、節電、節水に心掛け、習慣化していくことでいざという時の気持ちの負担を少なくさせるようにします。
●自分の地域のハザードマップを手に入れ、出来うる限りの情報収集をしておく。(特に河川の近くに居住している人は重要です)
さいごに
日本では震災をたびたび経験していることで、私たちの災害に対する意識は変化しつつありますが、まだまだ万全とはいえません。
地震国日本ではいつなんどき災害がくるかはわかりませんので、日頃の準備はとても重要になります。
もしもの時に1人でも多くの人の命が救われるためには、災害に備える意識を高めていく必要があります。
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