近年、台風やゲリラ豪雨などの異常気象、大地震などが頻発しており、テレビなどで被害の様子や避難所の様子などを目にすることも多くあると思います。
いざ自分の身の回りでライフラインが止まってしまうほどの災害が起きてしまったとき、食事づくりに必要なものは何でしょう?
電気、ガス、水道等のライフラインが止まってしまったら、いつも通りの日常生活を送るのは難しいですよね。
食事の調理も普段通りにはできませんし、食材の調達も物流が止まってしまっている場合、災害発生から3日ほどは品薄になり手に入りにくくなります。
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目次
災害時の非常食は準備できている?
災害時に必要な”3日分の非常食”は準備できているでしょうか?
3日分×家族の人数分、と考えると思っていたよりたくさん用意する必要があるかもしれません。
家族構成によっても必要な量は各ご家庭で違ってくるかもしれませんし、非常食にかけられる予算もそれぞれ違うと思います。

災害時の食事には何をどのくらい準備すればいいの?
災害時の食事づくりに必要なものは?
今までは、乾パンなどの長期保存非常食などで備えることが一般的と考えられてきたかもしれません。
長期保存非常食は3年~5年ほど保存できるものも多くあります。
ただ保存期間が長い分ちょっと割高になっていますよね。
せっかく割高なものを準備しておいても、賞味期限が切れてしまっているのに気づかず、いざというときに使えないということもありがちですね。
そこで最近では、普段使っている食材を”使っては買い足す”ことで備蓄品を切らさず管理する方法が広まりつつあります。
”使ったら買い足す”を普段からしておけば賞味期限内に使い切ることができるのもメリットです。
日常が非日常になってしまった災害時に“普段食べなれている味”や“あたたかいごはんが食べられる”ことは、心理的負担が軽減できるというメリットがあるといわれています。
用意したほうがいい調理道具
カセットコンロと非常炊飯袋
まず用意しておいたほうがいいものはカセットコンロと非常用炊飯袋です。
この2つがあれば、ガスや電気が止まってしまったときでもあたたかいごはんを炊飯することができます。
常用炊飯袋は、お米を洗わずに非常用炊飯袋に詰め約20分沸騰したお湯の中で煮るだけで、ふっくらご飯を炊き上げることができます。
袋内で調理できるので鍋が汚れません。
ラップやポリ袋、アルミホイル
水道が止まってしまったときなどは水が貴重なものになりますから、食器などの洗い物を出さずに調理や食事をすることも大事になります。
ポリ袋やラップなどもお皿を汚さずに使いたいときのお皿替わりに便利です。これは普段からお宅にあるものですよね。
その他に、ラップは丸めてスポンジ代わりに利用したりすることができます。
大きめのタオル
調理時に火を止めたあと大きめのタオルがあれば、タオルでくるんでおくと保温効果があるので、火を入れる時間が短くできてガスボンベの節約にもなります。
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災害時に必要な非常食は?
乾パンなどの長期保存非常食はあるにこしたことはないものですが、
賞味期限の管理のメリットなどから、普段から備蓄している常備食を災害時の食事づくりにも活用することをおすすめします。
おすすめの常備食その1 レトルト食品や缶詰
普段使いのレトルト食品、缶詰を災害時の非常食として活用するのがおすすめです。
普段から常備されているお宅も多いのではないでしょうか。
カセットコンロと鍋があればあたためることもできます。
レトルト食品には、食物アレルギーをお持ちの方用に作られたものも最近はありますよね。
いざというときにご自分の体質にあった食品を普段から多めに準備していたほうが安心ですね。
同じように、高齢者向けにやわらかくつくられたレトルト食品や、減塩タイプのレトルト食品もあると思います。
必要な方がいらっしゃればそちらも準備しておくと安心でしょう。
おすすめ常備食その2 乾物や乾麺
切り干し大根や高野豆腐、わかめなどの乾物は汁ものや煮物に使うことができ、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
乾物は災害時でも少ない水や調味料で煮物などの調理ができます。
パスタや乾麺も非常時の主食として多めに常備されるといいかもしれません。
調理例1 切り干し大根と高野豆腐の煮物
- ポリ袋に切り干し大根と高野豆腐などの乾物を入れ、水を加えて戻します
- 非常用炊飯袋に入れめんつゆと水を加え輪ゴムでとめ、カセットコンロで沸騰させたお湯で20分加熱すると切り干し大根と高野豆腐の煮物が出来上がりです
調理例2 混ぜるだけ切り干し大根サラダ
- 切り干し大根をキッチンばさみなどで短く切ります(キッチンばさみがあれば包丁やまな板が必要ありません)
- ポリ袋に切り干し大根とカットわかめ、水を加えよくもんで戻します
- さらにコーン缶を汁ごと袋に加え混ぜ合わせます
- 最後にお好みの調味料(マヨネーズやドレッシング、しょうゆ、ポン酢など)を加えて混ぜたら出来上がりです
まとめ
お宅には災害時の食事づくりに使えそうなものはどのくらいあったでしょうか?
普段から災害時の食事にも使えるものかどうか、と考えながら買い足したり、調理方法をイメージしておくことも大事かもしれません。
身近にあるもので無駄なくかしこく備えましょう!

普段からおうちの中にある常備食で備えられるよ!
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